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2019年04月の一覧

記事作成者:楠麻衣香

こんにちは、ストレングスコーチのくすのきまいかです。

普段はストレングスプロデューサーとして、
世代研究を通じて主に20代若手や30代のの成長支援をしています。

各社新入社員が入社して1ヵ月が経ちました。
新人にストレングスファインダー®を受けてもらって
育成に活用しよう、という企業も多いようですが・・・

 
              その使い方、間違っていませんか!?

ということで、今日は新人・若手社員へのストレングスファインダー®活用法をお伝えしましょう。

まずは、ストレングスファインダー®を使うにあたってのスタンス編です。

スタンス1:強みなんて知ったら好きなことしかやらなくなるんじゃないの!?

 これ、よく人事やマネジャーの方(年配?ベテラン?)から聞く言葉です。

 が、

 ワクワクすることで成果が出るならどんどんやらせればいいじゃないの!
 というのが私のスタンスです。
 というか、ストレングスファインダー®を開発しているGallup社のスタンスでもあります。
 人は自分の強みを使っているときはそうでないときより
 生産性が6倍も高い(!)というデータもあるほど。

 でも「好きなこと”しか”」やらない、はいけません。
 これはビジネスというフィールドに立った以上、
 強みを発見しようがしまいが、新人の成長に必要な経験をさせること、
 もっといえば成果を出すために行動をしなければいけないことには変わりありません。
 どのような環境でも自分の得意領域で勝負ができるような人材を作るためには
 とても有効なツールだといえると思います。

 
スタンス2:採用や配置に活用しない

 これも多くの組織でよく誤解されている事象として見受けます。
 正確に言うと、配置に活用するのはNGではないのですが、注意が必要。  
 なぜなら、
 ストレングスファインダー®はWHATではなくHOWのツールであり、
 採用ではなく人材開発のためのツールだから。
 
 例えば、
 「達成欲®が無いから営業へは配属しない」
 のではなく、
 「達成欲®は無くても、上位資質の内省®を使ってどうやったら営業として結果をだせるか」
 を考えるためのツールなのです。
 
 ストレングスファインダー®からは本人に何が適職かはわかりません。
 新入社員にとって配属は一世一代の関心ごと。
 最近は「なぜ自分はこの部署に必要とされたのでしょうか」
 と聞いてくる新人も多いですが、
 配置とは企業組織の全体最適を見ての戦術であって
 個人のニーズに応えるものではないこと、
 どのような環境でも結果を出せるように努力することが新人の成長の第一歩であること、
 その際に、自分の才能をどう使えばよいかを一緒に考えること
 をぜひ伝えていきましょう。
 

 ということを踏まえ、新入社員へのストレングスファインダー®活用法3つをご紹介!

活用法その1:苦手なことや理不尽なことに挑戦させる!

 「強みの開発」と真逆のこと言ってない!?
 いえいえ、そんなことは無いんです。
 
 テストを受けて出てくる資質トップ5そのものは、実は強みではありません。
 皆さんがよく使ったり持っている才能(武器)の5つが表れています。

 例えてみれば「はさみ」のようなものです。
 上手に使えば、1枚の紙から素敵な芸術作品を作って感動を与えることができますが、
 下手に使うと自分や他人を傷つけることにもなりかねません。

 新入社員はまだまだ社会人としても成人発達の見地からも未熟です。
 上位資質を強みとして使えていないことも多々あります。
 つまり、
 自分の持っている才能を、強みとして使えるようにトレーニングする必要があるのです。
 
 才能を強みに変える一番の方法は
 「自分の苦手なことや理不尽な環境でも求められている成果を出そうともがいてみる」こと。

 この「成果を出そうとする」ことがとても重要なポイント。
 
 いまどきの新人さんは、生きてきた時代背景から
 ほか世代よりも周囲からの評価をとても気にします。
 ややもすると、周りからどう見られているかを気にしすぎて
 嫌われないようしよう、という軸で行動をとることがあります。
 そうではなく、求められている成果を出すために何ができるか、
 を考えさせ行動を後押しすることで、
 自分の才能を使って結果を出すことができるようになります。
 

 でも、いつもいつもうまくいくことばかりではありません。
 心が折れてしまいそうなときは・・・

活用法その2:失敗・成功の理由を資質を使って対話する
 
 例えば、1本メールを送っておいて、と新人に依頼していたとしましょう。
 しかし、待てど暮らせどメールが来ない。
 依頼した先輩はせいぜい10分くらいでメールが来るだろうと思っていたので
 心配になって新人の席まで行ってみると
 1時間たった今もパソコンの画面ににらっめこしてながーいメール文章を書いています。

 「なんでそんなに時間かかってるの、要件だけでいいからさっさと送ってよ」
 
 と、言いたい気持ちはわかりますが、そこはぐっとこらえて。

 求める成果の基準
 (たとえばメール1本は15分くらいでかけるようになるといいね)を
 伝えた後に
 「なんでこんなに時間がかかったんだろうね?どの資質がそうさせたと思う?」
 と問いかけてみましょう。
 もしくは
 「あなたの共感性®が相手のことを考えすぎてメールを長くしてしまったんだね」
 とフィードバックをし、その後対策を一緒に考えていきましょう。

 「あなたのここがだめ!」
 と言われると人は受け入れがたいですが、
 「〇〇という資質が暴走した/無駄使いしてしまった」
 を言われると、
 二人の間で「暴走してしまった資質を扱う」モードになるので
 指摘された本人も失敗を扱いやすくなるのです。
 (これを心理学的に外部化といいます)

 こうしたことを繰り返すとどうなるか。
 新人はそのうち、自分自身で成功・失敗の原因を内省できるようになり、
 経験学習サイクルを回せるようになっていきます。
 自分で考えて自分で動けるようになる、自走する力が育っていくのです。
 半年もすれば、指導担当の先輩はとっても育成が楽になるにちがいありません。
 

活用法その3:できない言い訳にしない

 なかには
「私にはコミュニケーション®がないからプレゼンがうまくできない」
「私は達成欲®がないから目標は達成できない」
 と言い訳に使ってしまうケースもあります。

 これは絶対にダメです。
 先述のとおり、上位資質は私たちが普段から使っている武器。
 この武器をどう駆使してどう工夫をしたら
 求められている結果を出せるようになるかを考えていきましょう。

 その際に大切なことは「自分の上位資質をうまく使ってみる」こと。
 例えば、コミュニケーション®が無くて…という場合
 上位に戦略性®を持っている方は、
 このプレゼンテーションでは何を持って帰ってほしいのかという
 「ゴールを設定」します。
 そして聴衆はどんなニーズがあるのか、過去に類似の場はなかったか、
 自分がプレゼンしようとしている内容と似たものはないか、といった
 様々な「情報を収集」して、
 最もゴールの実現に近いシナリオは何かを組み立てるのです。
 
 あとは練習あるのみ!
 これできっと素敵なプレゼンテーションができるはずです。

 余談ですが、
 たとえ上位にコミュニケーション®を持っていたとしても、
 練習の無いプレゼンテーションというのは80点で終わってしまうもの。
 端的に話す訓練をしたり、
 (コミュニケーション®2位の私はロジカルコミュニケーションの
 トレーニングがすごく有効でした)
 聴衆に合わせて言葉のチョイスにこだわるなど、
 持っている資質を極めるためにどんどん投資をしていきましょう。

 

いかがでしたでしょうか。
特に新入社員のうちは、1年くらいするとストレングスファインダー®の結果が
大きく変わることがあります。
あまり結果に縛られすぎず、ほかにもまだまだ眠っている才能があるんだ
という気持ちで、本人たちの自信を高めるように
行動の後押しをしてけるように活用してみてくださいね。

記事作成者:熊崎淳

こんにちは。ストレングスコーチの熊崎です。
今日も、私の職場の出来事から資質の現れ方を表現します。

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ある日、後輩1号が私に声をかけた。

「この提案どう思いますか?」

私はささっと提案書を読む。

「Aだったらこうなるよね。Bだったらあーなるよね。でも、Cの可能性もあるよね。どれが1番いいの?」

「狙いはBですね。そうか!でもBを狙うと、この条件をもっと整理しておかなきゃいけないですね。あとDの可能性も考えておかなきゃですね。考えまとまってよかったですー」

そうそう、話が非常に早い。おそらくこの案件は決まる。

後日、別の後輩2号が相談に来る。

契約を結ぶにあたって「お客さんが価格がネックだと言っています!競合他社の提案は価格には懸念がないみたいです!!。なので、価格を少しでも安くできるように対応中です!!!」。
世の中は気合とガッツでできていると思っているかのような「!」な考え方。

「少しでも値引きしたら契約取れるの?」

「わかりません…」。予想通りの回答がくる。正直でよろしい。

そして、言われた人がみんな下を向いてしまう魔法言葉をかける。

「それ、なんか意味あんの?」

うちの会社は営業会社だ。契約をとるために営業活動をしている。が、そうじゃない奴もいる。いつの間にかゴールは受注ではなくなっている。最悪、行き止まりに向かって行く人もいる。

どうやったら契約をいただけるかではなく、目の前の出来事に対処することが重要になっている。
昔からこの差は何だろうと思っていた。

なぜわざわざ、勝てない土俵で戦おうとするのか?
どんなに頑張ったって、価格が全てという顧客には高いものは売れない。自社のサービスを多少値引きしても仕方がないのだ。

・価格を下げるよりも、顧客がニーズが何なのか考え直す提案を練り直してもいい
・相手の担当者がわからず屋で話が通じないならもっと偉い人に提案すればいい

色んなことを想定して、その想定通りにものが進んだら何が起こるか予測して、思い通りの未来ではなかったらまた最初から別の想定をしなおす。そう、シミュレートするだけなんだ。

人間の頭の中には脳がある。この世の何よりも優秀なCPU。
電気信号が素子に入って行ったら、半導体素子の素材特性と2進法で決められた法則にしたっがて何かしらの電気信号を出力するように、
法則に基づいて、未来の可能性を予想するだけでいいのだ。
電気ごときができることを人間ができないわけがない。

と言いつつ、このシミュレートというものはすごく難しいらしい。

「戦略性」
とても響きが良い言葉。それはそれは美しい言葉。

でも、そんな戦略性(5番)を持つ私の口癖は

「ちょっと考えればわかんだろーが!!」 美しさの対極。

後輩1号は戦略性(3番)
後輩2号はポジティブ(1番)

ただ、私の戦略性は非常に残念な思いをしているだろう。
なぜなら、色んな予測を立てることができて、おおむねその通りに未来はやってくるのだが、結局何も行動を起こさないことが多いのだ。

このままいったら、物事がうまくいかないだろう。こうやれば上手くいく方へもっていけると思う。ということがわかっていても、「面倒くさい」という理由で手をつけずに、上手くいかなかったときのお詫びと言い訳の仕方をシミュレートし始める。

ちなみに、後輩1号は失注した。。。
まさかの「前日に飲みすぎて酒臭かった」という理由で。

そして、後輩2号は受注した。
やっぱりまさかの「競合他社の提案した価格が間違っていた」という理由で。

やっぱり未来は無限の可能性に満ちている。

とはいえ、私は読みを外さない。
そして今日もせっせとお詫びの電話をする。

記事作成者:友松恵子

こんにちは。
あなたのやりたいを強力に後押し!活発性®・指令性®でケリ一発!
アジテータ&ストレングスマニア(Gallupマニアとも。。。笑)
ストレングスコーチのともまつ、ことKECOです。

強みにご関心のある皆様!
ストレングス(強み)のブログなのに、弱み???
という方、そうですよね。

弱みって聞いてどうですか?

私はなるべく無視したいもの(最上志向®故!)です。

でも、実際には周りの方に弱みって認識されていたり、
自分でもここが弱いなーと思うことがありますよね。

私も事務作業は大嫌いというか、できない。。。
できればやりたくない。。。
それも一種の弱みです。

また、活発性®ゆえ、レスポンスの速さを要求しすぎて、
勝手に自分でイライラする、というのも弱み。。。

こんな弱みたちを皆さんどう扱っていますか?

キモは、

①34リストの下のほうに出ているもので、「できない!」
と思い込んでいるものを自分の強みで、どうカバーするのか。

②強みが残念な感じで出ているのをどうコントロールするか。

私はこの13年間で相当鍛えられましたよ!

Gallupレポートが英語圏では、2018年10月に、
日本でも、2018年12月に改訂されました。

ストレングスファインダーの生みの親、Gallup社は、
昨年レポートを一新しました。(ご存知でしたか?)
34のリストを全部出している方向けに、すっごーくリッチな
レポートを自動で出力しています。

まだ見ていない方は、下記にログインしてレポートを
再度見てみてください。
https://www.gallupstrengthscenter.com/sign-in/ja-jp/index

なんと!「弱み」の扱い方も紹介してくれています♪
(親切~ぅ。)

では、「弱みさえも、強みでカバーし完璧な人生」を
皆様Enjoyしてくださいね~。

さて、告知です!
私が主催するストレングスファインダー®関連のイベントのご案内です。
4/21(日)終日イベント「春も学び!強みを極める豪華二本立て!」
詳細・申込:http://bit.ly/2NG5KO2

今回は、Clifton Strengths Summitでも
Gallup超有名コンサルの2名が行った
ワークショップ「What about weakness?」をベースに
強みの視点で、弱みを扱います。
お楽しみに♪

記事作成者:知識茂雄

今日は、4/6にオープンしたばかりのストレングスコーチのインタビューサイト「ストレングス・インサイト」をご紹介します。

ストレングスコーチでもある小野塚司さんプロデュースで、同じくストレングスコーチの宮本美和子さんをスタイリストとして、寺尾真樹さんをライターとして、そして、ストレングス・ラボのサイトのコーチ紹介ページのトップ画像の撮影者でもある雨森希紀さんをアートディレクターとして迎えて始まったプロジェクト。

最上志向®持ちの小野塚司さんプロデュースらしい、こだわりの詰まった素敵なサイトに仕上がっています。

現在7名のストレングスコーチのインタビュー記事が掲載されています。

これから随時追加されていきます。

一人ひとりの人生の軌跡、物語を、是非読んでみてください。

最後に、プロデューサーの小野塚司さんの言葉を引用します。

活き活きと自らの道を歩み、常に挑戦するストレングスコーチたち。

「一体、どうやって彼らは、ここに辿り着いたのか」

そんな疑問から、このサイトは生まれました。

総勢36名による大叙事詩。

是非、彼ら一人ひとりの「今」、そして「過去」、「未来」を一緒にご覧ください。

きっと、今を乗り越えたいと思っている人ならば、彼らの言葉が、背中を押してくれるはずです。