
ストレングスコーチの知識茂雄です。
先日、ストレングス・ラボ実践コースにて「ストレングスファインダーxアサーティブ」の講座を開催しました。
ここでは、その講座とは別の切り口でアサーティブとストレングスファインダーについて語ってみたいと思います。
アサーティブという考え方が生まれた背景には、公民権運動や、女性解放運動といった人権問題があります。
なので、アサーティブでは“権利”という考え方を大切にしています。
アサーティブでいる自分も、いない自分も、そのどちらをも自分で選び取ることが出来るとの考え方です。
そして、その“権利”という概念には、大切な二つの前提があります。
それは、
権利を行使するにあたっては、自己責任が伴う(自分の選択によって引き起こされた結果は自分で引き受ける⇒相手のせいにしない)
自分が行使できる権利は、同じものを自分以外のすべての人が同様に行使できる
の二つです。
この前提がある限りにおいて、どんな自分であっても自ら選び取ることができます。
そして、この考え方こそが、自分自身の個性を最大限発揮し、そして他者の個性をそのまま受け入れ認めるとのあり方につながっていくのだと思っています。
ストレングスファインダーで言えば、
自分の上位資質なりの思考、感情、行動のパターンをどんな場面で発揮し、どんな場面で抑制するのかを自己責任で選択する
周囲の人が、その人なりの思考、感情、行動のパターンをどう発揮するのかは相手に委ねる(自分にとって不快な言動は、それを止めて欲しいと伝える権利もこちらは持っている)
ということだと思います。
一方で、これを完璧に出来るとも、やらねばとも思ってはいなくて、そういう方向性で、そうなれるように努力し続けることこそ、大事だと思っています。
コロナ渦において、お互いを肯定し合うどころか、否定し合う風潮が蔓延している時代だからこそ、余計に大切だと実感する日々です…
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今年一年、ストレングス・ラボに関わっていただいたすべての皆さまに感謝申し上げます。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。